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薬剤師が博士号を持つことの意味・必要性

2020年09月14日

個人的には博士号(Ph.D)を持った薬剤師がこれからもっともっと増えてほしいと思っています。

薬剤師が博士号をとって薬学博士(6+4年)や創薬博士(4+2+3年)になることにどのような意味があるのでしょうか?

ここでは、この話について考えていきたいと思います。

 

薬学博士号とは

博士号を持つ人は、ものすごい能力を持っています。その能力をまとめます。

奴隷」のような会社の言いなりになる人材を欲しがる今の日本では、あまり重要視されていませんが…新しい道を切り拓くことができるのが博士です。

医師には医学博士が多く、新しい医学の道を常に切り開いてきましたが、薬剤師はどうでしょう?

博士なんてほぼほぼ見かけません。薬剤師は、もっと博士号のすごさを知り、博士人材を活かすべきです。

 

海外では、博士号を持っていることは、ものすごいアドバンテージになります。

それだけ博士号というものが評価されています。

理系とーくに現代の博士問題を書いた記事があるので、博士にかかわる人は絶対読んでください。

博士問題、博士の能力・雇用を考える

 

そもそも、

日本の科学力(先進医療、家電、自動車、科学繊維…)は、博士と言われる人が創ってきた

のですから。これからの薬剤師は、0から1を作る能力を持つものが増えてほしいです。

 

そもそも博士号とは?

たまに、足の裏の米粒と表現されますが、非常に古い考え方ではないのでしょうか?

ズバリ!!博士はリーダーです。世界的発言も認められます。

大学を出た後に行く博士課程ですが、研究して、論文を書いて…ということをしています。

だからと言って博士課程に行ったことがない方にはよくわからない話だと思いますが、

研究を通して、世界水準で新しい道を切り拓く能力

を培います。

「研究をすることが、会社や薬局や病院で働く薬剤師の能力向上にどうつながるのか?」

と思う方は沢山いるかと思います。

実際は、

研究してきた分野に限らず社会のどこに行っても役立つ力強い能力

になると考えられます。

会社であれば、新しい企画を発案し、ほかの国や企業にできないことを成し遂げ利益を生みます。

私は、6年制薬学部で薬剤師免許を取った後に、創薬(4年コース向け)の大学院で博士課程を修了しました。

また日曜などは、調剤薬局で処方箋をさばいていました。

このように二つの経験を持った人は、数少ないと思うので、私なりの

薬剤師が博士号を持つことの意味

博士号の先に専門薬剤師がある

こちらについては別に記事を書いているのでぜひご一読ください。

薬学博士・専門薬剤師・認定薬剤師の違い

世界の水準に目を向ける能力

博士人材は、論文を読むことにためらいがなく、文献検索力も持っています。医者も多くの先生が博士を持っており、最新の情報に目を通しています。薬剤師が医者に物を言えないのは、ここで遅れを取っているからであると思います。
博士薬剤師であれば、国内水準と世界水準を比較し、医者をはじめとするコメディカルに情報提供ができ、医者と共にディスカッションしながら処方決定を行えると考えられます。

問題提案能力と問題解決能力

研究を進めるとき、世界中で報告されている数多くの論文を読み、その中から課題を見つけ、それを研究目的として設定します。
この能力は、物理、化学、生物、薬剤、薬理などすべての分野に共通してます。ですから、分野に関係なく、博士はこの能力をトレーニングしています、この能力を持った人が薬局や病院で働いたとき、薬局や病院にある問題を日本を含め世界と比較して、何を解決すべきかを提案することができます。

論文を書く能力

博士課程での専攻が臨床とかけ離れていても、はじめは教えてもらう必要があると思いますが、臨床のフィールドでも論文を書けるようになると思います。専門薬剤師を取るためにも論文を書く能力は必要ですよね。

学会に参加する能力

博士号を持っていると、いろんな症例に出会う度に、その問題点とどう解決するかを考えることができます。
つまり、その問題を解決し、学会という場で、論理的に他の医者や薬剤師向けに発表することができます。また、相手にわかりやすく伝える能力を持っています。いろんな業種とディスカッションできるでしょう。

英語力

これはいくらあっても困りませんね。世界に向かって意見を発することができます。

薬剤師業界を含め、これから博士人材は必要になってくると思います。
薬局に一人はいるといいのではないのでしょうか?