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薬学における基礎科学教科(物理、化学、生物)の必要性

2017年09月10日

症例や薬学的問題を科学的(化学的)に考察することは、とても重要

ですが、6年制教育になった薬学では、研究から離れてしまうことが増え

基礎系の学問、特に「物理」「化学」がおろそかにされている

と思います。実際に国家試験の得点率のボーダーが下げられたことがあります。

私も学生時代に周りの友人から「こんなの現場じゃ使わないだろ」「マジやる意味ねぇ」などの発言をよく聞きました。

こんな意見が発せられる原因は以下の2点ではないのでしょうか?

1. 臨床現場にいる薬剤師が化学や物理を使えなかったり使い方がわかっていない

2. 使わなくても、現場で働くことができるため、基礎を極める向上心が低下している

しかし、この「基礎力」は、薬や生活科学を理解する上で非常に重要です。
しかも、現場で活用することが多くあります。

例えばですが、

・幅広い知識の獲得
・コメディカルへの論理的な情報提供
・医療に限らず生活科学への介入
・講演や実験教室等の地域活動への介入
・学会などでのディスカッション力

このような場面で基礎科目は必要になります。

残念なことに現場に出てから基礎力はなかなか身に付きません。学生時代がすべてだと思います。

でも、薬学生の多くが「基礎力の習得」を諦めていたり、必要性を感じとれていないと感じます。
この理由として、「基礎分野の知識」を使う場面や使い方が明白になっていないことが原因ではないのでしょうか?
また、大学の教員も現場経験が少なく、必要性を教えてくれません。

そこで私は、6年制の薬学部を卒業し、わずかではありますが臨床の現場に立った経験を利用して、臨床現場で活用できる物化生を、症例や事例に組み込んで紹介していければと思いました。

私が科学の使い方を示します!!

そして、一人でも多くの薬学従事者に「物理、化学、生物は必要だ!極めたい!」と思っていただけることを夢見ています。

更新は遅いですが、一人でも多くの薬学生や薬剤師の先生方に情報提供できればと思います。

黒原 崇