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博士号を持った薬剤師は必要か?

Tuesday May 21st, 2019

薬剤師が博士号をとって薬学博士(6+4年)や創薬博士(4+2+3年)になることにどのような意味があるのでしょうか?

そもそも博士課程では何をしており何を学ぶのか?
ズバリ研究ですね。
「研究をすることが、薬局や病院で働く薬剤師の能力向上につかなるのか?」
と思う方が多いと思います。実際は、社会のどこに行っても力強い能力になると考えられます。

私は、6年制薬学部で薬剤師免許を取った後に、創薬(4年コース向け)の大学院で博士課程に在籍しています。
また日曜などは、調剤薬局で処方箋をさばいています。

このように二つの経験を持った人は、数少ないと思うので、私なりの意見を書いてみようと思います。

博士課程で獲得できる能力を列挙します
・問題提案能力と問題解決能力
・論文を書く能力
・学会に参加する力
・世界の水準に目を向ける能力
・英語力

この5つが最も大きな力だと思います。このほかにもたくさんあります。

問題提案能力と問題解決能力

研究を進めるとき、世界中で報告されている数多くの論文を読みその中から課題を見つけ、それを研究目的として設定します。
この能力は、物理、化学、生物、薬剤、薬理などすべての分野に共通してます。この能力を持った人が薬局や病院で働いたとき、薬局や病院にある問題を日本を含め世界と比較して、何を解決すべきかを提案することができます。

論文を書く能力

博士課程での専攻が臨床とかけ離れていても、はじめは教えてもらう必要があると思いますが、臨床のフィールドでも論文を書けるようになると思います。専門薬剤師を取るためにも論文を書く能力は必要ですよね。

学会に参加する能力

自分たちが日ごろやってることなどを、論理的に医者や薬剤師向けに発表することができます。また、相手にわかりやすく伝える能力を持っています。医者ともディスカッションできるでしょう。

世界の水準に目を向ける能力

博士人材は、論文を読むことにためらいがなく、文献検索力も持っています。医者も多くの先生が博士を持っており、最新の情報に目を通しています。薬剤師が医者に物を言えないのは、ここで遅れを取っているからであると思います。
博士薬剤師であれば、国内水準と世界水準を比較し、医者をはじめとするコメディカルに情報提供ができ、医者と共にディスカッションしながら処方決定を行えると考えられます。

英語力

これはいくらあっても困りませんね。世界に向かって意見を発することができます。

薬剤師業界を含め、これから博士人材は必要になってくると思います。
薬局に一人はいるといいのではないのでしょうか?