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(日本語) 下痢の時にお尻がヒリヒリと痛くなる理由

Sorry, this entry is only available in Japanese. 「下痢の時に、お尻が痛い!!」そんな経験ございませんか? 下痢の時って、別に血は出ていないのに、「切れ痔か?」というほどの痛みがあると思います。 今回の記事ではその原因について言及してみたいと思います! まずは参考資料です。 参考資料 水・電解質の吸収,分沁機構とその異常 花井 洋行, 金子 榮藏 (日本内科学会雑誌1996 年 85 巻 7 号 p. 1034-1041) 胃・十二指腸重炭酸イオン分泌 竹内 孝治 日本薬理学雑誌 (1996 年 108 巻 6 号 p. 281-293) この2報は日本語で読みやすいので、ぜひ目をお通しください!   下痢の時に肛門が痛くなる理由 実はこの記事はtwitterで目にしたこんなツイートから書くことを決めました。 確かにそれっぽそう! 暇な科学者いたら、pH試験紙で確かめてみてほしい。 https://t.co/BJUoczWRHi — 化学系薬剤師Takashi@博士・理系とーく (@TKurohara) February 7, 2019 ふむふむ、下痢がアルカリで肛門粘膜が溶けるということですね!確かに理にかなっているし納得できます。ということで情報を整理してみました。   小腸のpHは7~8以上と塩基性 ヒトの胃液は酸性で、pH=1ぐらいということは知っている方が多いと思います。人体の構成を考えると、胃で酸性になった食べ物は腸から糞便になるまでに中和される必要があります。実は、小腸で分泌させる「腸液」が塩基性であり、これが胃酸を中和しています。   腸内のpH変動(十二指腸→空腸→回腸→大腸) Evansらの報告「Measurement of gastrointestinal pH profiles in normal ambulant human subjects.」では回腸付近でpHが8付近まで高くなり、大腸にかけてpH=7に戻っていくという研究結果を得ています。 しかしこの研究は腸のどの部位でpHが変化しているかがざっくりとしかわかっていませんでした。 そこで、横浜市立大の飯田先生らがpHカプセルを使って正確な腸の位置とpHの変化を決定する研究に挑戦したようです。「A new non-invasive modality for recording sequential images and the pH of the small bowel.」という文献で結果が報告されていると思いますが、ライセンスがなく読めませんでした。結果としてpHは7.2~8.1が観測されたようです。 ここからは私の勘ですが、回腸付近で便のpHは8付近まで上昇するみたいですね。   下痢便のpHを測定している文献は見つけられなかったが、下痢の時にはアシドーシスになる 下痢便のpHを測定している研究は「これ」というものは見つけられませんでしたが、pH補正のガイドラインとかでも時々書かれているように下痢の時にはアシドーシスが起きます。ただし、積極的に中和剤を投薬するほど重症化はしないみたいですね。     現時点ではこれぐらいにさせていただきます。そのうちリライトして、記事をきれいにします。 下痢の種類 最後に、下痢の種類をまとめておきます。 浸透圧性下痢 塩類下剤(硫酸塩,燐酸塩),マグネシウム 侵出性下痢 腸粘膜障害のため粘膜の浮腫,充血,潰瘍形成など 分泌性下痢   腸管運動異常による下痢 甲状腺機能亢進症や過敏性大腸症候群,迷走神経切断術,カルチノイド症候群,回盲部切除術,糖尿病神経症など  

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