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Wednesday June 6th, 2018

Pharmacology

システイン型去痰薬:カルボシステインの詳細作用機序とメチル・エチル・アセチルシステインの作用機序との違い、構造の違いを解説

Carbocisteine and Ethyl-cisteine

Sorry, this entry is only available in Japanese. 薬剤師国家試験では、エチルシステインとカルボシステインの作用機序が良く出題されます。 カルボシステインは気道粘液中のムコタンパクのジスルフィド結合を開裂させる この問題文時々見ますよね?正解は✗です。 カルボシステインは、フコースとシアル酸の量を調製します。 この「~システイン」を構造に基づいて解説します。   ~システイン系薬剤の構造 [上段]Methyl L‐Cysteine、Ethyl L‐Cysteine、Acetylcysteine [下段]L-Carbocisteine 化学構造になれている人なら、「ピン!」ときますが、わからない人だっているかと思います。 分子構造上の最大の違いは、SH基です。 これが作用機序の違いになります。 上段の化合物群は、SH基の還元力を基に薬効を示します! 以下に解説行きます!! 先にメジャーなカルボシステインから行きます!      

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サルファ剤(Sulfonamides)

サルファ剤

Sorry, this entry is only available in Japanese. サルファ剤は、スルホンアミド(sulfonamide)系の合成抗菌薬です。 1932年にアゾ染料のプロントジルに抗連鎖球菌活性が見出され、利用されるようになった抗菌薬です。 サルファ剤の種類 プロントジル スルファジアジン スルファニルアミド スルファメトキサゾール スルファキノキサリン など があります。 ですが、現在医薬品として使用されているのは、スルファメトキサゾールのみです。 スルファメトキサゾールは、トリメトプリムと合剤として使用されます。 この理由は、次の項目を読んでください。 サルファ剤の作用機序 細菌は、パラアミノ安息香酸(PABA)から、DNAの材料であるプリン塩基を合成します。 また、トリメトプリムはジヒドロ葉酸ができる工程を阻害するために相乗効果が期待できます。   パラアミノ安息香酸(PABA) ↓←サルファ剤が阻害 ジヒドロ葉酸 ↓←トリメトプリムが阻害 テトラヒドロ葉酸 ↓ プリン塩基   要するに、細菌が増殖(細胞分裂)するためには、DNAが二倍量になる必要があります。 ですが、DNAを二倍量にすることができなければ細菌は増殖することができません。 DNAのプリン塩基になる前駆物質がPABAですが、これがプリン塩基へと変換する工程を阻害するのがサルファ剤です。 トリメトプリムは、プリン塩基合成の別の段階(ジヒドロ葉酸 → テトラヒドロ葉酸)を阻害するために、相乗効果が期待されます。 よってこの2剤は合剤として使用されるのです。これがST合剤です。   他の抗菌薬との違い サルファ剤の製剤としては、バクタ、バクトラミンがあります。 後発薬品でいえばダイフェンです。 臨床にいたら聞いたことある薬だとは思います。 作用機序でも紹介したように、細胞の生存機能ではなく、細胞分裂を止めるため、静菌的な作用です。 なので、抗菌力は弱く耐性が生じやすいのが問題となる薬剤です。   すみません、編集中です…  

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(日本語) 降圧薬(高血圧薬)の病態に応じた選び方

Sorry, this entry is only available in Japanese. 降圧薬の正しい選び方 降圧薬といえばARB, ACEI, CCBなどいろいろな選択肢がありますよね。 しかし、これらはどのように使い分ければいいのでしょうが? ・ARBの正しい選び方 ・ACEI ・CCBの正しい選び方 ・β遮断薬の正しい選び方 ・利尿薬 上に並べたもののリンク先に、同じ効果を有する薬剤内での使い分けを記述しています。 ここでは、各グループ間での選択方法をまとめることにしました。 CCB ARB/ACE チアジド系利尿薬 β遮断薬 左室肥大 ○ ○ 心不全 ○ 少量より ○ ○ 少量より 頻脈 非DHP系 ○ 狭心症 ○ ○ 攣縮に注意 心筋梗塞後 ○ ○ CDK(尿蛋白-) ○ ○ ○ CDK(尿蛋白+) ○ 脳血管障害慢性期 ○ ○ ○ 糖尿病/メタボリックシンドローム ○ […]

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(日本語) カルシウムチャネルブロッカー(CCBs)の使い分け~受容体の選択性に基づく、不整脈、狭心症、高血圧への薬剤選択方法~

Sorry, this entry is only available in Japanese. 降圧薬の正しい選び方 ・ARBの正しい選び方 ・ACEIの正しい選び方 ・CCBの正しい選び方 ←この記事ではこれを解説します ・β遮断薬の正しい選び方 カルシウムチャネルブロッカー[calcium channel blockers (CCBs)]  カルシウムチャネルブロッカー(CCB)は、臨床でもよく使用される薬剤です。血圧を下げるための降圧薬として使用されていたり、頻脈性の不整脈を改善するために使用されたりしています。 CCBの種類は、ジヒドロピリジン系と非ジヒドロピリジン系に大別されます。 いずれのCCBも、血管平滑筋や心筋などで、カルシウムチャネルを阻害し、血管の収縮を阻害することや、心筋の刺激伝導系を阻害することで薬効を示します。 Check Point!! ・受容体のサブタイプを把握 ・腎保護作用、心臓選択性を使い分ける 今回、CCBsのreview 「Discovery and Development of Calcium Channel Blockers.」 と 「Ca拮抗薬とATPの抗不整脈作用」小野克重 を参考にしました。大変良くまとまっている文献なので、専門家の方は一度読んでおくとよいかと思います。 では、内容に入っていきます。 CCBの受容体サブタイプ一覧 カルシウムチャネルは、構成部位の違いで分類されています。大きな分類として、L, T, Nなどの分類があります。教科書レベルでは、「ジヒドロピリジン(DHP)系のCCBはL型を遮断する」と学習するかと思いますが、もっと細かい分類を知っておきましょう。 構成サブユニットのサブタイプと発現部位を以下の表(Table 1)にまとめました。 引用Discovery and Development of Calcium Channel Blockers.   ジヒドロピリジン(DHP)系 第一世代:短い作用時間 ニフェジピン(アダラート)、ニカルジピン(ペルジピン) 第二世代:長い作用時間 ニルバジピン(ニバジール)、ニソルジピン(バイミカード)、ニトレンジピン(バイロテンシン)、マニジピン(カルスロット)、ベニジピン(コニール)、バルニジピン(ヒポカ)、エホニジピン(ランデル)、フェロジピン(スプレンジール、ムノバール)、シルニジピン(アテレック)、アラニジピン(サプレタス、ベック) […]

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(日本語) βラクタム系抗菌薬

Sorry, this entry is only available in Japanese. 医療機関ではよく使用されるβラクタム系抗菌薬についてまとめてみます。 β-ラクタム系抗菌薬の特徴 抗菌薬の中でも、細胞壁合成を阻害するタイプの抗菌薬です。 Check Point!! ・細胞壁合成阻害薬 ・古い世代ほど陽性菌に効く ・陰性菌は、エンドトキシン豊富で重症化しやすい 作用機序 細胞壁合成の最終段階で機能するトランスペプチダーゼを阻害することで、殺菌的な作用を示す。 時間依存型の薬で一日三回で服用するものが多い。 セファロスポリン系 「セファ」がつく薬です。 第一世代セファロスポリン 注射:セファロチン、セファゾリン 経口:セファレキシン、セファトリジン、セフロキサジン、セファクロル、セファドロキシル 第二世代セファロスポリン 注射:セフォチアム 経口:セフロキシムアキセチル、セフォチアムヘキセチル 第三世代セファロスポリン 注射: ①黄ブ、緑膿両方に適応なし セフォタキシム、セフメノキシム、セフォジジム ②黄ブに適応 セフトリアキソン ➂緑膿に適応 セフォペラゾン ④黄ブ、緑膿両方に適応 セフタジジム、セフピロム、セフェピム、セフォラゾン 経口:セフテラムピボキシル、セフィキシム、セフポドキシムプロキセチル、セフジニル、セフジトレンピボキシル、セフカペンピボキシル セファマイシン系抗菌薬 ラタモキセフ、フロモキセフ 第二世代セファマイシン セフメタゾール 第三世代セファロスポリン セフブペラゾン、セフミノクス オキサ型セファロスポリン ラタモキセフ、フロモキセフ カルバペネム系抗菌薬 イミペネム、パニペネム、メロペネム、ビアペネム、ドリペネム、テビペネムピボキシル ペネム系抗菌薬 ペニシリン系とセフェム系の特徴を活かすように設計された抗菌薬 ファロペネム モノバクタム系抗菌薬 βラクタマーゼに安定であり、好気性グラム陰性菌に選択的 アズトレオナム、カルモナム 好気性グラム陰性菌とは […]

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anti-allergy-drug

アレルギーの治療に使用される薬の作用機序に基づいて分類すると、 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) メディエーター遊離抑制薬 トロンボキサンA2合成酵素阻害薬 ロイコトリエン拮抗薬 Th2サイトカイン阻害薬 があります。 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) Check Point!! ・一世代は、中枢に行くので眠くなる ・二世代は、比較的中枢に行きにくい&メディエーターを抑える ・ロラタジン、フェキソフェナジン、エピナスチンは極めて眠くなりにくい 1世代 ・エタノールアミン系 ジフェンヒドラミン、クレマスチン ・プロピルアミン系 クロルフェニラミン、トリプロジン ・フェノチアジン アリメマジン、プロメタジン ・ピペラジン系 ホモクロルシクリジン、ヒドロキシジン ・ピペリジン系 シプヘプタジン 2世代 ケトチフェン、アゼラスチン、オキサトミド フェキソフェナジン、ロラタジン、エピナスチン メキタジン、エメダスチン、エバスチン、セチリジン、レボセ チリジン、ベポタスチン、レボガバスチン、オロパタジン 一世代の薬は抗ヒスタミン作用に加え、抗コリン作用もあり結構使いにくい薬となってます。かつ、中枢にも移行しやすく、眠気を示し易いです。二世代の抗ヒスはこれを改良したものとなっています。ケトチフェン、アゼラスチン、オキサトミドは二世代の中でも眠気が出やすいとされています。これに対して、フェキソフェナジン、ロラタジン、エピナスチンは眠気が出ないといわれます。 これらの、抗ヒスタミン薬は主としてⅠ型アレルギー疾患に使われる薬です。アレルギーといってもいろいろありますが、抗ヒスタミン薬が使用されるのは、鼻閉、皮膚炎、蕁麻疹、花粉症をはじめとする、Ⅰ型のアレルギー疾患に対してです。 アレルギーの分類については別の投稿を参照お願いします。 これらの治療としては、予防的に使用することが最も理想的であり、しばらくの間使用することが大切です。特に二世代薬のケミカルメディエーターの遊離抑制活性を活かすには、2-3週間の服用が必要です。 Ⅰ型アレルギーでは、肥満細胞からヒスタミンが放出されます。放出されたヒスタミンが、ヒスタミン(Gi)受容体を刺激することで、血管拡張や血球の遊走が引き起こされ腫れや赤みになります。これを防ぐことがこの薬の目的です。しかし、ヒスタミン受容体は、脳の覚醒、興奮に関与しているため、この需要体をブロックしてしまうと、眠くなってしまいます。 Science Point!! ・ヒスタミンはヒスチジンから作られていることもあり、イミダゾール環を持つ ・抗ヒスタミン薬にも、含窒素芳香環が多い 抗ヒスはある程度脂溶性がないと効果がないが、眠気がでてしまう諸刃の剣である。 花粉症の治療方法についても書いてあるので、参照ください。 メディエーター遊離抑制薬 Check Point!! ・ケミカルメディエーターの遊離抑制には2-3週間の服用が必要 ・急性効果に乏しい ・トラニラスト、ぺミロラストは妊婦に禁忌 クロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、アンレキサノクス、ぺミロラスト、イブジラスト Science Point!! ・ ・ explanations トロンボキサンA2阻害薬 Check Point!! […]

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β遮断薬(βブロッカー)

β遮断薬(βブロッカー)は、交換神経系の受容体をターゲットとするため、効果が多岐にわたります。 高血圧、狭心症、不整脈が主に挙げられます。しかし、β受容体は糖代謝にも関与していることから、使用する上でいくつかの注意点があります。 β2受容体(Gs)を刺激することで、平滑筋の弛緩が起きます。 (作成中)

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