薬剤師国家試験に簡単に受かる方法
薬剤師国家試験に簡単に受かる方法を紹介します。
とはいうものの、実際簡単に受かる方法はありません。必ず努力は必要になります。
ですが、その努力を最小限に抑えることはできます。
今回の記事では、私の実体験をもとに薬剤師国家試験の突破方法を紹介します。
勉強する仲間を集める
これが一番大事です。5~6年生はもちろんながら、1年生からどのようなメンバーで過ごし、勉強とディスカッションを積み重ねていくことが大切です。
でも、5~6年生のように、国試前でもなんとかなりす。
ですが、一緒に勉強するメンバーを間違えると、足の引っ張り合いが始まり、大変なことになります。
どのようなメンバーで勉強をする必要があるかといいますと。
すでに出来上がった人が一人いること。
同じレベルの人が集まっても効率は上がりません。
人に教え慣れている、成績優秀な人が一人は必要です。
人に勉強を教えるとき、教える側には数倍の知識量が必要です。なので、能力の高い人は「人に教えることを大切にします」なぜなら、それが一番力になることが分かっているためです。
なので、人に教えることに慣れている人は、相当な知識を持っています。
教える側は、教えることで知識が増え。教えてもらう側も知識が増える。
まさにウィンウィンの関係ですね。
「仲のいい人に教えるのが得意な人がいない」という場合でも、勇気をだして教えるのが得意な人に聞きましょう。
教え好きな人は必ず教えてくれますので。
過去問を解いても得点は上がらない
いきなりですが、
「来週、映画Xについて試験を行います。」
あなたはまず何をしますか??
そうですよね。映画を見ますよね??
問題を解きまくる人なんていますか??
私は国家試験も同じだと思います。ひたすら問題を解いて解説を見て勉強する。
こんな方法じゃ、「点」つまり断片的な知識しか身に付きません。どんな問題にでも対応するには、「線」の知識が必要です。
「線」の知識を五年生までに身に着けれているのであれば、問題を解けば点数は向上していきます。ですが、線の知識がない人はまず知識を蓄えることです。
そのためにも、「線」の知識を身に着けているスペシャリストと勉強するといいです。
つまりまずは教科書などで線の知識を身に着けることです。
8割を超えたいなら物化生を極めろ
「物化生を制する者は、国試を制する。」
私は、この典型的な例だったと思います。
正直、物理と有機化学は、本気で極めるなら3年は必要と思います。生物は1年あれば何とかなると思います。
私は科学大好き人間なので、小学校の時から科学(理科)に魅せられ続けてきました。
大学では、途轍もない能力がほしいと思い、自分を成長させました。
学部1~4年生までの夏休み、冬休みなどの長期休暇に、1週間ほど図書館にこもって、そこで、何かの本を読むのです。「二年後の自分を超えてやる」と思いながら。
有機化学(大学院講義有機化学)
物理化学(初めての物理化学)
生化学(薬学スタンダード)
特に力をもらった本ですね。
有機化学は大好きだったので、学部2年生の時、調子に乗って大学院向けの本を買いました。レベルが高すぎて、1ページ読むのに数時間かかったのを覚えています。最終的に読み終えたのは4年生の時です。授業中はこの本を読んだりしてました。
物理化学と生化学は、学部レベルのものです。
私の愛読書は上に書いたものですが、正直どんな本でもいいと思います。
大切なのは…
何でもいいので、「これなら読み切れそう」と思う本を探して、一冊やり遂げることです。
基礎系を極めるのは国家試験対策本ではダメです。国試対策本は一年間で勉強することを目的にしているため、内容が浅く「真の力」が身に付きません。
なので、どうしても真の基礎力がほしい人は、本を一冊読んでみてください。
最後に…
私は大学の友人に恵まれました。
深いディスカッション。前の方に座る。6年間思う存分勉強できたと思います。
よく思えば、1コマも休みませんでした。その甲斐あってか、国家試験は結構楽に突破できました。7月頃には合格点に達し、本番では結構いい点数が取れました。
きっと日ごろの積み重ねに勝るものはないんでしょう。
好きな分野を極めましょう。何よりも薬学を楽しむことです。興味に勝る能力はありません。
また国家試験はゴールじゃありません。「自分が薬剤師になって何をしたいか」ということを常に頭の真ん中に置いておきましょう。
そしてそれに必要な能力をピックアップして、将来を設計してください。