CATEGORY

薬理

アラベル(アミノレブリン酸)の作用機序と併用禁忌(光線過敏症誘発薬)の科学

(本記事には執筆途中の部分が多々あります、ご了承ください) 病院薬剤師の方と話す機会があり、次の質問を受けたので解説記事を書いてみます。 質問は「腫瘍を可視化するアラベルが光線過敏症を起こす薬剤と併用できないのは科学的にどのような理由なのでしょう?」 でした。私勉強不足でこの薬剤について知識がなかったので、この度勉強してみました。せっかくなので情報をまとめたので、どなたかの参考になればと思います。 […]

乳び胸に対してオクトレオチドを処方する理由

質問を受けましたので、簡潔にまとめます。 今回の質問は、 「乳び胸の治療でサンドスタチン(一般名:オクトレオチド)を使用するんだけど、理由は?あと副作用で消化器症状が出るのはなぜ?」 というものです。 お恥ずかしながら、「乳び胸」という言葉は初めてでした。ということで、疾患の説明から入っていきます。   乳び胸(乳糜胸)とは? リンパ管の一種である「胸管」からリンパ液が漏出し、胸腔に溜ま […]

【システイン型去痰薬】カルボシステインの詳細作用機序とメチル・エチル・アセチルシステインとの違い

薬剤師国家試験では、エチルシステインとカルボシステインの作用機序が良く出題されます。 カルボシステインは気道粘液中のムコタンパクのジスルフィド結合を開裂させる この問題文時々見ますよね?正解は✗です。 カルボシステインは、フコースとシアル酸の量を調製します。 この「~システイン」を構造に基づいて解説します。   ~システイン系薬剤の構造 [上段]Methyl L‐Cysteine、Eth […]

サルファ剤(Sulfonamides)

サルファ剤は、スルホンアミド(sulfonamide)系の合成抗菌薬です。 1932年にアゾ染料のプロントジルに抗連鎖球菌活性が見出され、利用されるようになった抗菌薬です。 サルファ剤の種類 プロントジル スルファジアジン スルファニルアミド スルファメトキサゾール スルファキノキサリン など があります。 ですが、現在医薬品として使用されているのは、スルファメトキサゾールのみです。 スルファメト […]

降圧薬(高血圧薬)の病態に応じた選び方

降圧薬の正しい選び方 降圧薬といえばARB, ACEI, CCBなどいろいろな選択肢がありますよね。 しかし、これらはどのように使い分ければいいのでしょうが? ・ARBの正しい選び方 ・ACEI ・CCBの正しい選び方 ・β遮断薬の正しい選び方 ・利尿薬 上に並べたもののリンク先に、同じ効果を有する薬剤内での使い分けを記述しています。 ここでは、各グループ間での選択方法をまとめることにしました。 […]

カルシウムチャネルブロッカー(CCBs)の使い分け~受容体の選択性に基づく、不整脈、狭心症、高血圧への薬剤選択方法~

降圧薬の正しい選び方 ・ARBの正しい選び方 ・ACEIの正しい選び方 ・CCBの正しい選び方 ←この記事ではこれを解説します ・β遮断薬の正しい選び方 カルシウムチャネルブロッカー[calcium channel blockers (CCBs)]  カルシウムチャネルブロッカー(CCB)は、臨床でもよく使用される薬剤です。血圧を下げるための降圧薬として使用されていたり、頻脈性の不整脈を改善するた […]

βラクタム系抗菌薬

医療機関ではよく使用されるβラクタム系抗菌薬についてまとめてみます。 β-ラクタム系抗菌薬の特徴 抗菌薬の中でも、細胞壁合成を阻害するタイプの抗菌薬です。 Check Point!! ・細胞壁合成阻害薬 ・古い世代ほど陽性菌に効く ・陰性菌は、エンドトキシン豊富で重症化しやすい 作用機序 細胞壁合成の最終段階で機能するトランスペプチダーゼを阻害することで、殺菌的な作用を示す。 時間依存型の薬で一日 […]

アレルギー治療薬

アレルギーの治療に使用される薬の作用機序に基づいて分類すると、 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) メディエーター遊離抑制薬 トロンボキサンA2合成酵素阻害薬 ロイコトリエン拮抗薬 Th2サイトカイン阻害薬 があります。   抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) Check Point!! ・一世代は、中枢に行くので眠くなる ・二世代は、比較的中枢に行きにくい&メディエーターを抑える ・ロラタ […]

β遮断薬(βブロッカー)

降圧薬の正しい選び方 ・ARBの正しい選び方 ・ACEIの正しい選び方 ・CCBの正しい選び方 ・β遮断薬の正しい選び方 ←この記事ではこれを解説  β遮断薬の使い分け β遮断薬(βブロッカー)は、交換神経系の受容体をターゲットとするため、高血圧、狭心症、不整脈など適応疾患が多岐にわたります。ですが、β受容体は糖代謝にも関与していることから、使用する上でいくつかの注意点があります。 β1受容体とβ […]