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AIが薬剤師の業務内容をどのように変化させるか?

2020年09月04日

AI(人工知能)の導入が、薬局に限らず今ホットな話題になっています。

理系とーくで異分野人材と交流していると、今後AIやICTが病院や医療現場でどうやって変化していくか、かなり具体的に想像できるようになってきました。

さて、AIと薬剤師の仕事の関係は今後どのように変化していくんでしょうか?

 

AI(artificial intelligence)とは

過去の膨大なデータ、経験を基にして情報の判断を行うことが主な能力ですね。

AIについて書いているほかの記事などを読んで見ると、

  • 「汎用人工知能(GAI)」
  • 「特化型人工知能(AGI)」

の二つがあるみたいです。

汎用型は、なんでもできる機械つまりターミネーターみたいな人造人間を作るみたいなイメージですね。

特化型は、特定の仕事をするための機械とのことです。

万能である必要はないので、医療現場に普及するのは特化型になるでしょう。そもそも汎用型だとコストパフォーマンスが悪いですね。

医療現場でAIができる仕事

具体的には、以下のような仕事が可能だと思います。

・膨大な検査画像や検査値データから、患者の疾患を的確に当てる。

・ミスのないオペをする。

・DNA情報を基に最適な薬を選ぶ

・現在の監査システムの超強化

・自動音声による投薬

などのことが可能でしょう。やはり今後、AIが導入されたとして実施できるのはルーティンワークな部分ではないのでしょうか?確かにルーティンワークを機械に任せれば、人員不足の解消、ミスの減少が期待できます。だからと言って、機械にミスがないかを判断するために、機械のそばにメディカルスタッフがいるべきではあると思います。機会が故障することだってあり得ますからね。

 

AIに薬剤師の替わりに、できること、できないこと

「ルーティンワークを無人化する。」これがまさにAIが可能とする仕事になるかと思います。本質はこれになりますが薬剤師業務に着目してAIにとって替わられてしまいそうな業務とそうでない業務を考えてみましょう。

 

AIが薬剤師の代わりにやってしまう業務

薬局にAIを導入した場合

すぐにできる業務と、できない業務があると私は考えました。

 

<すぐに実現できそうなAI業務>
処方箋の監査、自動ピッキング、機械音声とモニターを使った投薬

<すぐには実現困難なAI業務>
患者からの情報聴取、会話的な投薬

 

正確な監査やピッキングが行われれば、クレーム対応など余計な仕事が減り、現場的にはうれしいですね。

その一方で、人員はの削減が予想されます。これは薬剤師の仕事に限らず一般的にもよく言われていることですね。

すると、不要な薬剤師が膨大な数出てくるのではないのか?

と考えてしまうかもしれません。ですが、私はそう思いません。なぜなら、AIにできない業務は結構あるかと思っているからです。

 

 

AIが薬剤師に替わってできない業務

上で述べた、

<すぐには実現困難なAI業務>
患者からの情報聴取、会話的な投薬

が鍵だと思います。

投薬に関しては患者さんの生活背景に対応した、聞き取りを行う必要があります。

そのため、会話的な投薬はAIにとって、困難なのではないのでしょうか?

例えば、薬を飲む大切さを、感情的に伝えることは難しいと思います。

 

AIの導入で、人員削減がなされると書きましたが、

もしかしたら、

AIが導入されれば患者さん1人に掛ける投薬時間を大幅に増加させることができる

のではないのでしょうか?また、

1人に時間をかける仕事の代表として、在宅も挙げることができると思います。

 

AIを導入しても、人員を減らしてはこれは実現しません。

これからの薬局薬剤師に必要なことは、早く機械化を行い、

浮いた人員を、新たな業務や今まで実現できなかった業務に回すこと

だと思います。

実際に、多くの薬局において調剤が忙しく、投薬に時間をかけることができていないのが現状です。

機械化を行うことで、しっかり時間をかけた投薬を一般化すること

で、薬局の存在意義を世間に認知させていくことがこれからの仕事なのかもしれません。

 

 

AIは敵ではなく利用すべきもの

AIは人間がルーチンワークを回避するために作り出したもので、新しいことは何もできないと思っていいと思います。

診断や薬のピッキングには当然AIを使った方がいいと思います。

AIに協力してもらって、投薬カウンター、ベッドサイド、患者自宅に立つ時間を作ってもらいましょう。

 

やはり、医療は心だと思います。

100年後はわかりませんが、しばらく機械には感情的なことは困難だと思います。

今のうちに、AIを導入することで何が可能になるかを、明確にしておく必要がありますね。

 

薬剤師がAIにつぶされないようにこれからすべきこと

機械と人にできることできないことを明確にすることですね。

ピッキングや早いこと、在庫を完璧に把握していること

できても損はないです。ですが、これって機械にもできますよね?

今後意味が無くなってくる能力だと思います。

薬に関する知識はAIの方が強いのかもしれませんが、怠ってはいけません。

AIが普及すると知識面を機械に任せがちになります。

患者さんとの会話の中で知識を活用することを意識して、

人の会話の中で活かせる知識を習得することを心がけるといいかもしれません。