• 日本語
  • English

ジェネリック(後発)医薬品と先発医薬品の違い

2017年10月04日

薬局やCMなどいろんなところで耳にする「ジェネリック医薬品(generic drug)」

医薬品には、先発品(original drug)ジェネリック医薬品(後発医薬品 generic drug)があります。

今回は、実際に市販されているOTC薬を例に先発医薬品と後発医薬品の例を紹介します。

一般用の医薬品もネットで販売できるようになりました。
(一般用医薬品インターネット販売について)
このような販売方法は薬剤師としてどうかとは思うところもございますが…
ネット購入できるようになった以上は、適切な使いかを伝えるのが私たちの義務ですので、薬局で買う人も、ネットで買う人も、用法用量は必ず守ってください。

まず、OTC薬の基礎知識を、とても有名な薬であるロキソニンを例に説明します。
ロキソニン錠には、ロキソプロフェンという成分が含まれています。
ロキソニンが商品名
と言われているもので、
ロキソプロフェンを成分名もしくは一般名と呼びます。ロキソプロフェンこそが、頭痛や腰痛、熱を下げてくれる成分なのです。

ロキソニンをはじめに作った会社は、このオリジナルのロキソニンという名前を商品に対して、つけることができますが、ジェネリック医薬品を作る会社は、自由には名前を付けることができません。基本的に、ジェネリック医薬品は成分名が商品名になります。中には、そうでないものもありますが…
下に実際に代表的な商品を紹介します。

ロキソニン、アレグラ、ガスターにも、先発品以外にジェネリック医薬品があるのです。

①ロキソプロフェン(ロキソニンⓇ)

頭痛、歯痛、腰痛などに使える薬ですね。
ロキソニン(先発)ですが、ジェネリックとしてはロキソプロフェン錠があります。

値段もジェネリックのほうが安い設定になってますね。
用法用量は1日原則2回まで!!
頭痛、腰の痛み、歯の痛みに使うようにして、喘息の方や胃の痛みには使わないでください!!

別記事でも、お勧めの解熱鎮痛薬とその選び方を紹介しているので、是非読んでみてください。

②フェキソフェナジン(アレグラⓇ)

アレグラはとても有名な市販薬ですね。以前は一類医薬品ですが、いまは2類です。アレグラは先発医薬品であり、有効成分はは、フェキソフェナジンですなどがあります。
このOTC薬のジェネリックは、商品名が成分名と一致していないアレルビフェキソフェナジンSTなどがあります

適応は、アレルギー性鼻炎、花粉症などであり、一日二回の用法です。2週間ほど飲み続けて効果を発揮してくる薬なので、花粉症の時期などは定期的な服用を。

③ファモチジン(ガスターⓇ)

ガスター(先発)もまた有名な薬ですね。成分はファモチジンであり、ファモチジン錠というジェネリック薬があります。特にガスターには錠、崩壊錠、粉、液剤などいろいろな財形がありますので自分にあったものを。

こちらは一類医薬品であり、適切な使用が必要です。
1日1~2回の用法を守ってください。
ファモチジンは、胃酸を抑える薬です。ストレスによる胃の荒れなど数日の利用であればいいのですが、胃がんの痛みなども止めてしまうので、病院に行かずに使い続けることはやめてください。使っても、3日ぐらいの連用にしてください。

薬は使い方を間違えると毒であるということを忘れないでください。

実際の薬の紹介は以上です。

そもそもジェネリックがなぜ存在するのかという話ですが、先発医薬品の特許が切れてから販売されるようになったものです。先発医薬品が販売されると、有効成分に特許がかかるため、他の会社は真似をすることができません。特許が切れてから、後発品を製造することができるようになります。病院とかでもらう薬は国が値段を決めます。

先発品には莫大な開発費用などが掛かっているので、薬価(薬の値段)が高くなります。一方、OTCの価格(薬価とは言わない)はメーカーが自由に設定できますが、先発品より高くすると売れないので、値段は、ジェネリックの方が安くなります。

実は、先発品と後発品に、共通している部分は有効成分であり、添加剤はまったく同じではないので注意が必要です。味や溶け方などが違います。時には、ジェネリックは効かないとおっしゃる方もいます。自分に合った薬を探しましょう。