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(日本語) ニキビの治療と科学

Thursday June 1st, 2017

Sorry, this entry is only available in Japanese.

ニキビは医学的には「尋常性挫創」と言われています。
ニキビの治療方法についてまとめてみることにしました。

殺菌療法
外用の抗菌薬である(クリンダマイシンやナジフロキサシン)が外用薬として外から使われ、内服薬のミノマイシンなどが内側から効かせる薬として使用されます。

ピーリング治療
最近の治療として普及してきている方法です。過酸化ベンゾイル :Benzoyl peroxide(ベピオゲル、デュアック配合ゲル)がよく使用されるようになってきています。これを毎晩風呂上りに塗布することで、ターンオーバーを早め、表皮の雑菌を除去と、肌の生まれ変わりを促します。過酸化ベンゾイル自身には殺菌作用もあるのです。

どんな化合物なのでしょうか?構造はPh(CO)O2です。

なかなか見慣れない、酸素ー酸素結合があります。

複素原子同士の結合は不安定で、熱や光で解列し、ラジカルとなってしまいます。なので冷蔵保存が必要ですよね!ちゃんと患者さんに説明してますか?

こんな酸化物を顔に塗るわけです。塗った後の紫外線照射は当然避けるべきですよね。

ミノサイクリンなどのテトラサイクリン系の抗菌薬など結構使われていますが、長期使用は耐性菌の出現にも影響してしまいます。なので、過酸化ベンゾイルは積極的に使っていいかと思います。

作用が強そうな薬なので、そんなに使っていいの?と思われるかもしれませんが、長期使用での安全性試験などが行われているみたいです。過酸化ベンゾイルの長期使用結果