βラクタム系抗菌薬
医療機関ではよく使用されるβラクタム系抗菌薬についてまとめてみます。 β-ラクタム系抗菌薬の特徴 抗菌薬の中でも、細胞壁合成を阻害するタイプの抗菌薬です。 Check Point!! ・細胞壁合成阻害薬 ・古い世代ほど陽性菌に効く ・陰性菌は、エンドトキシン豊富で重症化しやすい 作用機序 細胞壁合成の最終段階で機能するトランスペプチダーゼを阻害することで、殺菌的な作用を示す。 時間依存型の薬で一日 […]
医療機関ではよく使用されるβラクタム系抗菌薬についてまとめてみます。 β-ラクタム系抗菌薬の特徴 抗菌薬の中でも、細胞壁合成を阻害するタイプの抗菌薬です。 Check Point!! ・細胞壁合成阻害薬 ・古い世代ほど陽性菌に効く ・陰性菌は、エンドトキシン豊富で重症化しやすい 作用機序 細胞壁合成の最終段階で機能するトランスペプチダーゼを阻害することで、殺菌的な作用を示す。 時間依存型の薬で一日 […]
ポテンシャルエネルギーとは よく化学の授業とかで、反応座標とポテンシャルエネルギーの図が出ますよね。あのラクダの背中みたいなやつです。 あの図について解説します。 画像は作成中です A-B + C → A + B-C という反応では、最初の登り坂は、AとBの結合が切れて不安定な状態に向かっていく上り坂なんです 外部からエネルギーを受け取って、結合が切れるということ。 一方、下り坂は、フリーに […]
超共役とは?(共役二重結合との違い) 一般的な共役とは、二重結合と二重結合の重なり(p軌道ーp軌道)ですが、超共役は、sp3などの結合を持つ軌道との相互作用です。 軌道のエネルギーは、En=h2n2/8mL2で表されます。注目してほしいのは、L(電子の移動距離)が分母にあり、しかも2乗となってます。つまり、少しでも電子の移動領域が広がれば、化合物のEn(軌道エネルギー)が低下し、安定な分子になりま […]
平衡は科学で最も大切な考え方 溶解平衡 化学反応の平衡 編集中です
塩の性質について 塩の性質を知ることは、医学薬学的に実は大きな意味を持ちます。 高校の化学でも出てくるのですが、その重要性が分からずに、よくおろそかにされます。 Check Point!! ・酸性塩は塩基性水溶液に溶けやすい ・塩基性塩は酸性水溶液に溶けやすい ・ 塩と言ったら最初に思い浮かべるのが、NaCl (塩化ナトリウム)ですね。ただ、塩にもいろいろあるんです。 そもそも塩とはなにか? 簡単 […]
ファルマシアの2017年4月号に「医療現場で活かせる基礎科学」という特集があったので紹介します!! (FARUAW, 2017, 53, 287-400.)より このファルマシアの特集では、臨床現場で活かせる薬学を紹介しています。まとめ程度に紹介したいと思います。順番は、ファルマシアに掲載されている順番です。 「ステムは医薬品のあいうえお!」 帝京大学薬学部 高橋秀依(Hideyo Takahas […]
pHの変化は、科学的変化ではなく、物理的変化です。化合物自体に変化はないので。異なる分子に変化することが、化学的変化でしょう。
人体に数多存在する、筋肉の種類、神経支配についてまとめます。 人体を構成する3種類の筋肉 筋肉 随意性 支配神経 骨格筋 あり 運動神経 平滑筋 なし 自律神経 心筋 なし 迷走神経 骨格筋 言わずともしれた随意筋です。 平滑筋 心筋   […]
キレート(chelate)とは キレートは複数の配位座を持つ配位子(多座配位子)が金属と錯体を形成することを言います。 言えば、一つの分子に配位結合が集合したもので、エントロピーの増大(自由度の増大)が、キレート錯体形成の駆動力となります。詳細には、一つの分子がより多くの配位座を持つ場合に強く形成されやすくなります。 EDTAは有名で、配位点を多く持ち金属を補足します。採血管でカルシウムによる血栓 […]
アレルギーの治療に使用される薬の作用機序に基づいて分類すると、 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) メディエーター遊離抑制薬 トロンボキサンA2合成酵素阻害薬 ロイコトリエン拮抗薬 Th2サイトカイン阻害薬 があります。 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー) Check Point!! ・一世代は、中枢に行くので眠くなる ・二世代は、比較的中枢に行きにくい&メディエーターを抑える ・ロラタ […]